2012年4月28日土曜日

囲碁のアマ四段、五段、六段は 日本棋院のプロの院生の実力ではどのくらいですか...

囲碁のアマ四段、五段、六段は



日本棋院のプロの院生の実力ではどのくらいですか?


↓将棋の奨励会の場合

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1064817745







将棋の方でどうなってるかは知りませんが、囲碁の段位というのは非常にアテにならないんですよ。

数十年前までは今よりずっと厳格に定められていて、5段ともなればお山の大将など確定といった風だったようですが、今はそこらの碁会所で8段とくればヘボもたくさんいます。

一番シビアなのはネット碁ですね。大手の東洋囲碁・幽玄の間等、それぞれにレーティング制が違いますしこの二者にいたっては最上位9段を設けるかどうかで段数自体に差が生じてしまってますので単純比較は不可能です。どちらも上の方はプロの方が聖域化してますしね。

ただ平均的な碁会所とくらべれば、段でも2,3差があるでしょう。級ともなればもっと極端です。碁会所で初段で打てる人がネットでは10級なんてこともあるんですよ。



さて、次に大問題の日本棋院認定段位。

結局、こいつの権威が失墜したことが乱れの根源だと思います。日本囲碁界が凋落する今貴重な収入源である免状発行が乱発気味になるのはしかたのないことなので、囲碁ファンの自己責任ではあるんですけどね。

先ほど申しました数十年前のシビアな段位というのが、概ね本来の免状の権威と等しいわけなんですが、実は多少この段位というものが変則的で、6段が地方強豪、7段が全国強豪、8段は超アマチュア級と言った感じ。ですからこれより下とくらべて7,8のあたりは権威がまた段違い。

現在でも8段などは、形骸化しつつもその威容を一応保ってはいます。金だけで取ろうとしたら100万かかるもんですから。ただ7段はかなりヤスくなってると言いますし、6段なら誰でも取れるってレベル。酷いもんです。



さあ院生の話に移りましょう。実はこっちもブレがあって厄介なんですよ。

東京市谷本院だけでみても、下位クラスと上位クラスの差なんて天地雲泥。下は僕に2子置いても勝てないでしょうし、上は僕が2子置いたくらいじゃ軽く捻られるのがオチ。

Aクラスに限定して言えば、まあ、昔で言うところの6段をほぼ全員が取れるといったところでしょうか? 有望なのからプロ入りしていくわけで最近またホープがAクラスから少なくなった印象ですが、つい最近プロ入りした一力・沼館・孫・大渕と言った面子は7段でも問題ないでしょう。本院院生Aクラスってのは、それくらいヤバイのが集まってるんです。



……が、地方となると話が別なんだなまた。

関西院生も本院と比べればだいぶ落ちますし、中部院生は比較にならない。ここらへんはめぼしいのが出てきてない分、裁定もしづらいですね。



舌足らずになってしまったかもしれませんが、ひとまず段位制が酷く乱れていると言うことは伝わったかと思います。要はこれに尽きるんです。

囲碁ファンとして当然あまり気分の良いことではないわけですけど、上記の通り、囲碁界が貧窮している手前どうしようもない。プロに対して情けないだのなんだの偉そうにブー垂れてばかりで普及なぞ興味ない上、自身も囲碁の文化としての水準を保つべく最低限の克己心を持って興じると言うようなことをしない囲碁ファンひとりひとりの程度の問題なんです。江戸時代、命を削って家風のためたたかった坊門の碁神たちが現状を見たらなんと嘆くか……お恥ずかしい。

けど、将棋の方々には明日は我が身と思って備えていただきたいですね。今の日本において、伝統的で派手さのない、時間を食うボードゲームが軽んじられるのは必然の流れなんですから、将棋にもやがて冬の時代が訪れると考えるべきなのでは。囲碁よりも初心者に優しい競技ですが、コンピューターに凌駕されれば人類の英知最後の砦として注目されるのは囲碁であり、そちらに人が流れる恐れもある。

日本の文化を継承していく人種同士、がんばっていきましょう。








アマ四段、五段、六段のレベルが不明ですが、プロの院生のトップ・レベルは「県代表クラス」だと思います。

簡単に言いますと、アマで言えば「十段格」以上なんです。

普通の「アマ六段」は、四子置いても勝てるはずはないというレベルだと思います。







大まかに言って、



◆ 『子供囲碁選手権』の県代表レベルが、【アマ4~5段以上】、

◆ 『成人棋戦』の県代表レベルが、【アマ5~6段】だと聞いています。



つまり、『院生試験』の時点で【アマ6段以上】は必要・・・というのが一般論です。

以上、ご参考まで。



※追記



トップアマの中には、プロ棋士と「互角以上」に渡り合うような、

メチャクチャ強い方がいらっしゃいます。



月刊囲碁などを見ると、毎月「プロアマ対決」という企画をやっていますが、

プロ1~4段クラスの棋士が、バタバタで負けています。



恐るべし、トップアマ!







院生は、アマ四、五段よりも上だと思います。

六段の中にはいい勝負をされる方もいらっしゃるとは思います。







囲碁の場合はアマの段位は出鱈目ですので一概に言えません。



http://www.nihonkiin.or.jp/player/insei/index.htm

0 件のコメント:

コメントを投稿